WordPressの固定ページごとにテーマを切り替える方法

小ネタ君

WordPressでは通常、サイト全体に適用されるテーマが1つだけ設定されます。しかし、特定の固定ページごとに異なるデザインを適用したい場合があります。本記事では、WordPressの固定ページごとにテーマを切り替える方法について詳しく解説します。

方法1: 子テーマを活用して固定ページのデザインを変更する

子テーマを活用すれば、既存のテーマを変更せずに固定ページごとに異なるデザインを適用できます。

子テーマの作成方法

1. `wp-content/themes/` に新しいフォルダを作成（例: `my-child-theme`）。
2. `style.css` を作成し、以下のように記述。
3. `functions.php` を作成し、親テーマのCSSを読み込むコードを追加。

【css】

Theme Name: My Child Theme
Template: parent-theme-folder-name

【php】

<?php
function my_child_theme_styles() {
    wp_enqueue_style('parent-style', get_template_directory_uri() . '/style.css');
}
add_action('wp_enqueue_scripts', 'my_child_theme_styles');
?>

固定ページごとに異なるデザインを適用する

1. `page-{slug}.php` または `page-{ID}.php` を作成。
2. `header.php` や `footer.php` をカスタマイズ。
3. `style.css` に特定のページ用のCSSを追加。

方法2: プラグインを活用して固定ページごとにテーマを変更

テーマの切り替えをより簡単に行うには、専用のプラグインを利用するのが便利です。

Multiple Themes Plugin

このプラグインを使えば、特定の固定ページごとに異なるテーマを適用できます。

【インストールと設定方法】

1. WordPress管理画面の「プラグイン」→「新規追加」で `Multiple Themes Plugin` を検索。
2. インストール後、有効化。
3. 「外観」→「Multiple Themes」設定ページにアクセス。
4. 固定ページごとに適用したいテーマを選択。
5. 設定を保存して適用完了。

方法3: 条件分岐を活用してテーマファイルを切り替える

`functions.php` に条件分岐を記述することで、特定の固定ページに異なるテンプレートを適用できます。

【`functions.php` に記述するコード】

function switch_theme_for_specific_page($template) {
    if (is_page('custom-page')) {
        return get_stylesheet_directory() . '/custom-template.php';
    }
    return $template;
}
add_filter('template_include', 'switch_theme_for_specific_page');

このコードでは、`custom-page` というスラッグの固定ページに `custom-template.php` を適用するように設定しています。

まとめ

小ネタ君

WordPressで固定ページごとに異なるテーマを適用する方法には、

• 子テーマを活用する
• プラグインを利用する
• 条件分岐を使ってテーマを切り替える

の3つの方法があります。それぞれの方法を目的に応じて選択し、理想のデザインを実現しましょう！